エボン寺院
スピラに古くから伝わり、「エボンの教え」を広げるために存在する組織。現在ではほぼ全ての人に浸透し、スピラを実質支配しているともいえる一大組織となっている。 人々の間には、ささいな幸運や偶然を見るにつけ、それを「エボンの賜物」と呼ぶ風習が広まっており、スピラへのエボン教えの浸透具合を窺い知ることができる。
エボン寺院の教えそのものは、迷信や伝承、人心の掌握のための歴史操作や教義等がほとんどだが、『シン』という脅威に対する希望を掲げ、また教えが真実であるかのように示してきたため信仰を多く集めており、スピラの人々の心の支える拠り所という位置付けにある。
以下エボンの教え
機械の禁忌
(寺院の禁じた)機械を使うことを人々の「罪(=『シン』)」であるとし、固く禁じている。
エボンとユウナレスカの偉大さ
『シン』を倒す方法を遺したエボンと、その娘で初めて『シン』を倒した召喚士ユウナレスカを神格化している。
全ての人々がエボンを讃え祈りを捧げ、召喚士たちの旅を支えることにより、いずれ罪は償われ『シン』は消滅する
過去何度か『シン』が倒された時には数ヶ月から数年後には復活していたが、寺院はこれについては世界全体が教えに従っていないからだとし、機械を使うアルベド族を迫害する根拠の1つとしている。
エボンの教えを司る機関が寺院であり、現在機能しているものは世界に5箇所(ビサイド、キーリカ、ジョゼ、マカラーニャ、ベベル)存在する。寺院の総本山はベベルにある聖ベベル宮である。人間、グアド族、ロンゾ族それぞれからの総本山への代表のことを老師と呼び、3人の老師を束ねる寺院の中心人物を総老師と呼ぶ。3人の老師と総老師は、合わせてエボン四老師と呼ばれており、人々から深く敬われている。尚、アルベド族は迫害対象であるため老師は存在しない。
また、インターナショナル版や『X-2』では、寺院は機械を「マキナ」と表現しているが、これは「機械」をあらわすラテン語の単語である。
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